それは、一通のメールで始まった。
3月の打ち合わせ後に、「産業保健のセッションあります、コーディネーターよろしく。テーマーは後日、メンバーは以下の通り。」なにがなんだかわからないけど、やるしかないみたいと覚悟を決めた。メンバーは札幌と兵庫と東京。全員メールの環境がそろっている。シナリオはメールで意見交換しながら作り上げていこうと勝手に決めた。何せ、皆が集まれるのは6月しかないんだもの。不慣れなコーディネーターはそう考えた。
【セッションで伝えたい事】
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1. |
企業における、健康への関わり方の段階を はっきり知る事。
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2. |
会社・ビジネスの論理の上に健康の論理が載る…健保・企業・個人との三者の論理法を守ることが最低の事、後はなんでもあり。
自分の健康は守りたい、だけど、収入が減ると困る。 |
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3. |
会社の向いている方向を知ること。その上での産業保健。その評価をどう行なうか。評価しやすい、見える形にするには?
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さらに今後の展開として、地域との連携。
なかなかチームを組みにくい孤軍奮闘の保健婦がいかにネットワークを作っていくか。
会社機構の中で、ある意味別格におかれているような立場の産業保健。そんな中で、アメリカのように、日本でも産業医が経営に関わる時代を見つめ、産業保健が「会社の人的資産を管理する」まで認められるにはどうあるべきか。
【そして作り上げたシナリオは…】→こちら
☆第一部 産業保健と自分、そして…
北風型の面接の極地、採用試験の場面を、実際に採用面接を行なってきた、一般企業出身の渋谷さんに、実演してもらった。
質問事項としては
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1. |
情報技術開発企業ですが、当社のような企業が産業保健婦という職種の方に、仕事の成果の面でどんな期待をもっていると思うか。
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2. |
産業保健婦という職種にとってのCRM展開の可能性についてどう考えるか? |
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3. |
あなたは産業保健婦として、当社の経営に対してどのような貢献ができますか?
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4. |
当社は目標管理制度と年俸制度を採用している実績重視の会社ですが、あなたはどういう目標を設定できますか?
あなたの目標達成度はどのように評価すべきと考えますか?
当社の中でどのような評価や地位を得たいですか? |
この面接を通して会社の一員として会社の方針に従って、業績に貢献する決意があるかどうか、今その決意表明ができるかを考えてみた。
渋谷さんからは、「社内において医療職は仲間とは思わなかった」という正直な話があり、保健指導に対しても、「普段仕事で、評価、評価を言われ、保健指導でまた評価されることほどの苦痛は無い。」と言う受け手側の正直な意見を聞いた。
☆第二部 ええ加減VSまじめに熱く (高尾先生と谷川先生におけるトークショー)
産業保健の最大の武器は保健指導。その保健指導も仕事、会社の論理の上に載って、医学的にどこまで妥協できるか、それが「良い加減」の考え方である。
リスクマネージメントにおいて、検診の法律的位置付けや、安全管理義務、自己保健義務の確認など、二人の産業医が「あうん」の呼吸で進めていった。
(ここの部分は当日の打ち合わせまでどう展開されるか決まらず、正直あけてみてのお楽しみの所がありましたね)
☆第三部 実際の企画を会社に通すまで
健康管理で連携が必要となる部署・相手を考え、実際にどの部署と連携し、どのように巻き込んで企画を通すかを実例紹介、さらに会社内にいないけれど連携したい、栄養士、トレーナーに対しては、最初から高額の予算は取れない。まずは、安い費用で効果を出し、その後予算をアップさせればよい。その時に利用できる所としての保健所との連携を、現在進行中の実例を上げて考えた。
【終えてみて…】
参加人数の中間報告では一桁だったが、当日20人もの方に集まっていただけて、まずはほっ。 孤軍奮闘している人の多い産業保健分野の方がこんなに大宮に集まって来ているんだなと改めて認識。折角集まってきてくれた人達に「参加してよかった」と少しでも思ってもらえただろうか、ちょっと不安。正直、無我夢中、時間たりるかな、話脱線しても元にどうやってもどしたらいい?打ち合わせになかったけど、それもう少し深めてほしい、もうちょっとテンション上げたいな…と、頭は運営で一杯。その為かその場では手ごたえが感じられなかった。「こんなんでよかったのかなあ?」不安一杯、そして後悔…
終了後参加者の一人にメールで聞いてみた。
「正直、参加してどうだった?」
帰ってきたメールには、
「因みに、私が考え、思ったことは
1.保健指導のプロとして、何ができるのか?セールスポイントをきっちりもつ!
2.リスクマネージメントを実施するという説得資料をもつ!
3.「いいかげん」とは、固まっていないファジーな心…
てなわけで、前向き姿勢で手を横に上げ、離陸態勢OKです。」との文字。
いたらないコーディネーターを支えてくれた、渋谷さん、高尾先生、谷川先生、富永さん、藤原さん、みなさんの思いは確実に参加者のみなさんに届いていますよ。
本当にありがとうございました。大変だったけど、楽しかったです。やってよかった。
(参照:http://www.geocities.jp/juri_iki2/index.html)
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