各項目のもくじに戻る時は上部のボタンを使うと便利です

『健康学習学会』と出会い、
今後の歯科界へ、そして医療界への展望を考える

健康学習Vol.15-1 by フレンド小児歯科  淺田 匡彦


◎大宮での出会い

2002年8月24・25日の両日、?健康学習学会in大宮?に初めて参加させて頂きました。
それまでにも『健康』には徐々に興味を持ち始めていました。ヘルスプロモーションなどにも触れ、大阪で『関西Well-Being Club』という勉強会を開催しています。そのような中で、この一年で私の周りは目まぐるしく環境が変わってきました。それには、健康を考える歯科医師、そして、保健師の方々との出会いが大きな要因ではないかと思います。今年の大宮行きを決断させてくれたのも山本保健師でした。
さて、大宮へ行く一番の目的は石川先生に会う事でした。やはりこれだけ保健師からカリスマ的存在になり、そして健康学習という物を確立した?人物?ということで、非常に興味がありました。その目的を達成するチャンスは懇親会で意外と早く訪れたのです。石川先生とそんなに長くはお話しできませんでしたが、短時間の内にたくさんの事柄を話す事が出来たと思います。これからの医療において、我々はどのようなベクトルに向かって行かなければならないのか…等々。最後に石川先生の大きな手で握手をしてもらいました。その瞬間「何て大きな手で安心感を与えられるのだろう」と思いました。

健康学習学会を終えて感じた事は

1. 「元気になれた」
2.「凄くシンプルで医療従事者にも相談者にも解り易い」
3.「歯科界は?健康?に関しては非常に遅れている」

という事でした。

健康学習学会に参加し、石川先生に触れて一番感じたのはとにかく、元気な事でした。そして、知らず知らずの内に自分自身も元気になっている事に気付き、帰阪して、診療室で、そして、自分のLife environmentでも、是非取り入れて行きたいと熱望していました。どうすれば自分自身が元気になり、それを維持できるのか? などを真剣に考えるようになりました。そして、自分の周りに如何に元気のミッションをしていけば良いのかも。
『健康学習的技法』はいろんな分析など必要なく、シンプルで新鮮に私の目に映りました。「何故?」と自問自答した時に気付いたのはヒューマンな部分に触れているのだということです。それは、我々の診療室においても非常に重要な事だと思います。もっともっと来院者やゲストとヒューマンな部分に触れ合いながらフレンドリーな関係を構築する事が必要なのでしょう。相手から想いを引き出そうとしても、フレンドリーでない人には絶対に心を開いて話してくれたりはしません。しかし、ロジックでは理解できても、石川先生のロールプレイングなどを拝見すると、とても難しく思えます。「どうすればあんなにスラスラと話が出来て、相手にあれだけ話させて想いを引き出す事が出来るのだろうか? とてもじゃないけど難しい…」と思っていましたが、先ずはそういうヒューマンな部分に触れていくところから入っていくべきだと思いました。診療室に帰ってから早速、スタッフとも、患者やゲストとも、フレンドリーな関係作りを目指しています。そして、会話を楽しみながら想いを引き出す練習もしています。

歯科界は、やはりテクニカルなセミナーが多い為か?健康?への概念的シフトが難しい様です。そもそも学生時代から?病気?から入る勉強をしてきました。「?健康?を診る」という観念が少ないのが事実です。大宮では歯科医師が4名、歯科衛生士が2名の参加という事で歯科医療の危機感を覚えたのが事実です。「何とかして、歯科界においても?健康?から入る観念を広めなければならない!」と痛感しました。
 
◎大阪での?健康学習?プロジェクト

帰阪後、私が先ず取った行動は自院のスタッフに自分が健康学習学会に参加して感じ取った事を熱く語りました。それから、私の周りの知人にも熱く語りました。その反応を見ながら参加しているスタディー・グループの先生、コ・デンタルスタッフの皆さんにも話しをしたり、インフォメーションをしていきました。
健康学習学会の約1ヵ月後、大阪で研修会が開催されました。それまで周りにインフォメーションした甲斐もあってか、研修会自体の参加者が36人だったのに対し、歯科関係者からは14名の参加がありました。私の中では満足出来る数字だったと思います。関西を中心に今後も歯科関係者を増員する自信にもなりました。先ずは?健康学習?に触れてもらう。そして、そこから感動した人達が周りに広めてくれる事でしょう。今、その第一段階にはさしかかれたのではないかと、自負しています。

さて、大阪での研修会の前夜に石川先生とお会いする事が山本保健師の仲立ちで可能となりました。この日までに自分の中には、2つのプロジェクトがありました。
それは
1)歯科医院で健康学習をどう取り入れていくのか?
2)『健康学習学会』近畿地方会の設立
です。
この2点を何とかして石川先生に受諾してもらいたかったのです。
1)に関しては、大まかではありますが、?健康学習?を理解する事は出来たのですが、それを「どういう形で活かして行けば良いのか?」がなかなか見えませんでした。どういう形で取り入れて、患者やゲストと共に元気を共有することが出来るのか? という事で悩んでいました。
フレンド小児歯科では保護者教室と言うものを診療室で行っています。以前は集団対象で行っていました。しかし、時代は個別化だと思い、数年前から個別指導という形をとっています。しかし、最近になり、再び集団指導へとシフトする必要がある様に感じていました。そんなステージでの?健康学習?との出会いでした。「何とかこれを取り入れてみたい」、と思うのは私にとって、自然の流れだったのでしょう。それと、普段の診療の中でどう取り入れていく事が出来るのか?という事も興味があり是非とも実現したいと思っていました。そして、それが出来れば、歯科界でも?健康学習?を広める事が出来ると思いました。
石川先生にこの事を相談したところ、快諾してもらう事が出来ました。自分の中でどの様に咀嚼して活用していくのか? この事が非常に楽しみになりました。これからスタッフと共に、?健康学習?を勉強して、観念・技法を身に付け、確実なスキルアップをして行こうと思っています。これは、私だけでは空回りになるので、やはりスタッフと共に歩んで行かねばならない事でしょう。
2)に関してですが、大宮で『健康学習学会』に参加し、自分は感動を味わえたが、「参加していない方々には理解が出来ないだろう」と思います。私がどれだけ語っても、「仕事があるから」とか「家庭があるから」などの理由で大宮まで行く事は難しい方々もいるでしょう。そういう状態で、「健康学習ってね…」と話したところで、その想いは伝わり難いものだと思います。?百聞は一見に如かず?と言います。やはり直に触れてみる事が一番大切だと考えます。

では、どうすれば良いのか? 
そうなのです、近畿地方会を作ってしまえば、石川先生にも来て貰い易く、関西のみんなも受講し易い事に気付きました。後はこれを如何に承諾してもらうのか?という事だけです。1)は石川先生個人の気持ちでお願い出来るが、この件は組織としての問題があります。そうそう簡単には行かないだろうと覚悟を決めていました。しかし、『健康学習』の理念を広める為にはどうしても必要なものだと考えていました。良い返事が貰えるまでは絶対に引かない! という覚悟の下、談判が始まりました。石川先生はずっと目を見て話を聞いて下さいました。私も緊張とプレッシャーの為、想いを満足して話す事が出来なかったと記憶しております。しかし、話し終わってから石川先生の口から意外な言葉が出てきました。それは私が考えていたものを遥かに超えた考えでした。「先生、自分で会を作ってごらんよ。ちゃんと軌道に乗るまで手伝ってあげるから」というものでした。実際にはもっとたくさんの話をして頂きましたが、ここでは敢えて割愛させて頂きます。そんな言葉を聞いた時に私の頭をどんな考えが浮かんだでしょうか。それは「今年初めて本格的に?健康学習?に触れた1年生坊主が、幾ら石川先生が助けてくれるとは言ってもやって行けるのだろうか?」というものでした。この間、数十秒、いや数秒だったかもしれませんが、私の出した答えは「お願いします!」でした。「石川先生が助けるとおっしゃって下さっている、それにここで逃げたら健康学習に触れたのに何も変わっていないじゃないか!」そして、「そこまで言って下さった石川先生の懐の深さに応えたい!」という気持ちが強く私を後押ししました。そして、大宮での懇親会で握手した時の石川先生の様な大きくて安心感のある手に私がなりたかったのでしょう。そして、この日もその安心感のある手が私を決意させてくれたのだと思います。「私もこの先生の様に周りに?元気?と?勇気?と?安心?を与えられる人になりたい!」と強く強く思いました。

翌日の『健康学習研修会 in 大阪』は終わってみれば、大好評でした。
歯科関連のみなさんも後から電話やメールを通じて「良かったよ!」と評してくれました。そして多かった答えは「理解はしたのだが、あれをどう活かせば良いのかが解らない」というものでした。「解るけど難しくて出来ないかもしれない」という意見もありました。先ずは十数名の歯科界のみなさんには触れてもらい理解してもらえたと自負します。何故なら「はいはい、解った解った! 明日からするわ」というものではなく、そうそう簡単には出来ないものなのですよね。そして、悩んでくれる、という事は、その人は考えているという事なのです。「これからこの?健康学習?というものをどう活かせば良いのか?」について。それが大事なのだと思います。そして、それらを少しずつ解決していくのが、石川先生であり、これから私が中心となって作っていく会の役目なのだろうと思います。

会のメンバーは山本保健師(KKC勤務)、大橋歯科医師(奈良県生駒市開業)、中村歯科医師(‘03年4月に奈良市開業予定)と私の4名で現在活動を開始したばかりです。
会名はLEC(Life Energy Creation)と命名しました。『人生(生活・命)が元気になる様に創造する会』になりたい、という想いを込めたのです。現在、どの様にして活動をするのかを検討中です。先ずは歯科界から既成概念を根底から変えていく予定です。
「関西の歯科医院は元気がある!」「病気ばかり見ないで、健康について一緒に考えるらしいよ」「何だか知らないけど、明るい歯科医院が増えているそうだよ」…そういう噂を聞かれたらそれはLECの活動が円滑に行われている結果と思って下さい。
そして、「健康学習を取り入れている歯科医院が多いそうだよ」という噂が流れる様にきっとなると思います。そして、そこから医療全体を変えていくことも可能だと私は思っています。決して自分達のスキルアップだけで終わるような自己満足の会ではなく、周りも取り込みながら…エンパワーメントしながら変革していける様な会になると考えています。歯科界から医療界へと?健康学習?は一つの?うねり?となって波及していく事と思います。又、医療従事者にとっても患者にとってもそうならなければいけないのでしょう。一人一人の力は小さくてもみんなで一つのベクトルを目指してがんばれば必ず夢は現実となります。
楽しみながら、元気でいながら、現実化して行きましょう。
表紙(トップページ)

年間カリキュラム
分科会スケジュール
カリキュラム・システム
LECの歴史
LECシナリオ集
イベント・レポート
LECライブラリー
卒業生の声

LEC BBS
LEC見学希望フォーム

入会フォーム
関連リンク
セミナー案内


LEC会則
an exective office

a list of an association

CEOの図書室

Mailはこちらまで

 

Copyright(C)2004 Life Energy Creation.All rights reserved.